私の裁判

高等裁判所で裁判離婚したその後の人生(女ホームレスから自己破産→人生再生中←今ココ)

マスゴミと呼ばれていた事について。

テレビ番組のディレクターという職業の事。







ネットを観ていると「マスゴミ」と書かれているのをよく目にしますよね。





私の家族はTV局で番組を作るディレクターの仕事をしています。




今、これを読んで頂いている方々。


「だから何?」と思われるかもしれません。


いつもどおり少々長くなると思いますが、書かせて下さい。







つい先日、と言っても先月になるのですが。


ある番組を観ていて、ある男性ディレクターさんが出ておられました。



ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「青汁」で成り上がった若い男性が



脱税容疑で逮捕という事件がありました。



それを番組レギュラーのコメンテーターさん達が、


放送中に、ああでも無い、こうでも無いと言っていました。



ここまでは、よくあるワイドショー的番組での流れです。






私が個人的にイラっときた問題は、そのあとでした。







男性ディレクターさん(三谷ディレクターという方)はその脱税した人から、


過去に自分の家の70インチのテレビを


もらってくれないかと言われ際に、自分の家の広さから考えて、大画面が不要と


考えて、お断りしたというVTRが流れたのです。



(勿論、そのVTRを作ったのはそのディレクターだとは思いますが・・・・)


私は、TVに向かってそのディレクターさんに「偉いっ!!!!」と言いました。






なぜなら、自分に必要かどうか?が理由で断ったと感じたからです。



そのディレクターさんは、



プロのテレビマンとして仕事をされている方ですから「テレビ」を見る視点も違うのだと思います。








青汁で成り上がり脱税で逮捕された人と、三谷ディレクターを比較して、



「田舎のねずみと都会のねずみ」
という表現をされたのは、爆笑問題の太田さんでしたが、



その後に、テリー伊藤さんが言った言葉にフリーズしました。







「ホント最低だなー!あんな奴なんかを出してくるから、この業界に出来るやつが来ないんだよ」



と、ディレクターさんを野次りました。




「は???」「あなた何様ですか?」



瞬時にテレビに突っ込みました。






ディレクターという仕事は、AD(アシスタントディレクター)から初まり


そう簡単になれるポジションではありません。



中にはADを10年以上している人も沢山いらっしゃいます。




そして、24時間のうち眠る事もまともに出来ずに働いている人もいます。



ちなみにこれまで



テリー伊東さんを良く言った言葉を聞いた事がありません。


でも当時の私は、ズバズバと物申すところが面白いと思っていました。





多くの芸能人や、同じ業界で働く人達の中でも


周囲に気配りの出来る人、出来ない人。



「俺様」「私様」の勘違いのお仕事しか出来ない方々が沢山いる事も聞きます。




TV業界で働く人が多く集まり、残る事が少なくなっていくのは、



TBSの三谷ディレクターのせいではありませんよ?テリーさん。


そこで私は思うのです。



むしろ、いつまでも過去の栄光にしがみついているTV業界人が、



若い人達に見切られているのです。



確か、テリー伊藤さんも大昔はディレクターだったと思います。



(自称プロデューサーですが。)



だから、裏で働く人達がどれ程の大変さなのかを少しは知っているはずですが、


芸能人となってからの年数が長くなったせいで、



裏方さん達への感謝の気持ちがなくなったのかもしれません。




ご意見番の仕事しかしていないのに、各局のディレクターやプロデューサーを上から



見て物申すというお仕事はそれ程、ご立派なのでしょうか。




人を笑わせたり、無茶をする時代が昔のTV業界では可能だった事を知っています。




どこの民放もスポンサーが無ければ生き残れません。


公にはあまり出てきませんが、国の力が働く事だって大なり小なりあります。




少しでも放送内容に問題があれば、大問題になってしまう為、


どの局も今は、1つの番組を作るにも慎重にならざるを得ません。



テリーさんは、そういう今の時代を受け付けられない性格、世代なのだと思います。


ただ、今の視聴者側は無茶をして面白ければ良いというものでもありません。




TV業界だけでなく、自身のアップデートが出来ない人は、


何をやっても進歩が無いと私は勝手に思っています。




いずれ、そういう人は少しずつ少しずつ仕事が減り画面から消えていくでしょう。



勿論私は、TV業界で働いた事はありません。



ただ、TV業界、広告業界へタレントを橋渡しをするという仕事をしていた時期がありました。



当時は、その裏社会のシビアさを痛い程、見ていました。




出たいと願う人は星の数程いますが、



TV画面に出続けるという人は、ほんの一握りです。




タレントのテリーさんは、



怖いものなどないと強気でいるのでしょうが、



明日は我が身という言葉を送りたいです。




テレビ局のディレクターという職業は、社員なら年収1500万以上もらっている人もいれば、



制作会社所属だと普通の会社員レベルの収入でスタートする人もいます。




20万円そこそこ〜2000万円以上の収入の差は何か。


どの業界でもそうでしょうが、



学歴、


要領よく発言し、動き、立ち振る舞う、



何よりも仕事が出来ればそれがイコール年収として出るわけです。



毎日、視聴率、数字とにらめっこで、ピリピリした日々と終わりの見えない仕事。



一般的な会社員が上司に逆らえないように、


放送の世界でもそれは同じ。


どれだけ酷いめにあっても、どうすれば良い番組になるか?



考えて作っても、世間からはマスゴミと言われ、



上司からは数字が良ければ手のひらをかえしたように褒められる。



数字が取れなければ、叩きのめされる。



どんな会社でもよくある「中間管理職」の大変さってやつですね。


私はディレクター(クリエイター)として働いた経験はありません。


ただ、どんなお仕事をしていても、



人にランクをつける事や


「ステータス」で人が寄ってきたり離れたりする


そんな生活をどうしても体も頭も受け付けなくなった経験があります。



そもそも、私に凄いステータスなどありませんけどね。




ここで書くのもどうかと思ったのですが、


私とわずかに似ている気持ちを持っている家族の潔さには頭が下がります。



誰かに媚びる事もなく大学で学んだわけでもなく、


専門の学校でクリエイティブを学んだわけでもありませんでした。


周囲は、ある程度基礎を学んでから入ってきた人だらけだったと


その世界へ入ってから気づくレベルからのスタートでした。


それでも自分の持つ全力の力で他者を抜いて、



最年少で番組ディレクターとなりました。


今思えば、子供の頃から芸能人にも興味が元々ありませんでした。



あのまま組織に属していれば、近い将来にプロデューサーになっていたと思います。


でも今後TV局に残ってプロデュース業をしたいとは思わないと私に言いました。






組織に縛られる事よりも



睡眠時間を確保出来、人間らしい生活を選び



約束されていたステータスもお金もあっさり捨てました。





一般的な会社では、パワハラ、セクハラ、モラハラ、アルハラ、上げるとキリが無いほどの


言葉が知られるようになり、ルール、意識も増えつつあると思います。




でも。


好きで入る人も多いテレビ業界では、それらの言葉はほぼ通用しません。



ご存知の方なら「あるある」だとご理解されるかと思います。





実はこんな私でも



家族が編集する番組を録画して観るのが



何よりも楽しみでした。




そんな私でも、今となってはスパッとキリあげて



新しい人生を歩み出した事は



素晴らしい事だったと思います。





私は、悔しいかな「過去」に縛られて



中々前へ自分の力で歩む事が出来ずに3cm進んで2cm戻る、


そんな人生をチマチマと生きています。



それでも「生きている」事を



大事にしようと体調を悪くして改めて思うわけです。



衰えつつある私の体でも、



頑張ってくれている事に、毎日お礼を言い続けようと思う。